2015年2月28日土曜日

河野談話見直し狙う=米紙、「歴史修正主義」を批判  時事通信

河野談話見直し狙う=米紙、「歴史修正主義」を批判  時事通信
2014 年 12 月 03 日

 【ニューヨーク時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は2日、従軍慰安婦に関する記事取り消しをめぐる日本国内の「朝日新聞攻撃」を取り上げ、この風潮は歴史修正主義者を大胆にしており、安倍晋三首相らは慰安婦問題で謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話を見直すチャンスだと捉えていると批判的に報じた。

 同紙は、慰安婦の記事を書いた元朝日新聞記者とその家族や勤務先が脅迫の対象になっていると指摘。「彼ら(歴史修正主義者)は歴史否定のため脅迫を活用し、われわれを沈黙させたがっている」との元記者の話を伝えた。 

 ニューヨーク・タイムズは「日本軍が韓国で女性を拉致したという証拠はほとんどない」と認めつつ、「しかし歴史修正主義者はそれをもって、彼女たちが捕らわれの性奴隷だったことを否定し、金もうけ目的の売春婦だったと主張している」と指摘。多くの元慰安婦の証言があるにもかかわらず、日本の右翼は、朝日報道が国際的非難を生んだと批判しているとした。

 同紙は慰安婦問題で日本に厳しい論説をしばしば載せており、朝日新聞による8月の記事取り消し後もその論調は全く変わっていない。

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