以下の統計データがありました。
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/56/nfm/n_56_2_5_1_6_2.html
この統計は、児童虐待の防止等に関する法律(平成12年法律第82号)にいう保護者による児童虐待の行為が、刑法犯等として検挙された事件の数である。
この事件数は、保護者による犯罪であるため刑事事件とはされにくいと考えられる。恐らく、この統計に計上されない隠された事件が、これより1桁ほど多くあるだろうと推測する。
しかし、もっと問題なのは、次のデータと考える。
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/56/nfm/n_56_2_5_1_6_2.html
この児童殺害は、恐らくは無理心中に近い事件だろう。児童殺害が保護者によって行なわれることは問題である。
この統計は、保護者による児童虐待の行為が刑法犯として検挙された事件の統計であるが、犯人が保護者以外の場合も合わせた、13歳未満の児童虐待数はこの2倍程度でしかなく、保護者による児童虐待の割合が大きい。
2008年は、以下の通り。
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/56/nfm/n_56_2_5_1_6_1.html
(1)殺人: 115人(犯人が保護者の場合は45人)
(2)強姦: 71人(犯人が保護者の場合は16人)
(3)強制わいせつ:936人 (犯人が保護者の場合は17人)
児童虐待総数: 2718人 (犯人が保護者の場合は319人)
これを見ると、保護者による児童虐待の率が高い。社会から保護者に加えられるストレスが弱い者(子供)に向く社会の病癖があると推測する。
このような児童虐待を少なくするには、児童ポルノを規制する表現規制などでは全く効果が上がらないと考える。
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