上のグラフのように、広島県でも、携帯フィルタリングを開始したら、13歳以下の少年の非行(刑法犯罪)が増えています。
広島県では、2013年に、スマートフォンを含む携帯電話へのフィルタリングの普及を図る、青少年条例の強化をしました。
すると、広島県では、 2013年の1月から11月の少年凶悪犯検挙人数が36人になり、2012年の同時期の18人の2倍に増加しました。
広島県の児童ポルノ犯罪については、以下のグラフのように、携帯フィルタリングを開始したら急増しました。
(福祉犯罪等 122児童買春・児童ポルノ)から抽出。
平成23年の犯罪
平成22年の犯罪
平成21年の犯罪
平成20年の犯罪
平成19年の犯罪
平成18年の犯罪
平成17年の犯罪
このグラフを見ると、広島県の児童ポルノ犯人は2006年の4人が5年後の2011年には約7倍に急増しましたが、この増え方はとても不自然です。
この原因は、広島県の警察が児童ポルノ犯人をほとんど検挙できていなかったか、あるいは、警察が今までは他の犯罪と登録していた犯罪を、児童ポルノ犯罪であるとして犯罪名を変更したためと考えられます。
(その事情の詳しい報告は、
「児童ポルノ犯人は増えていなさそうです」
のページをご参照ください。)
(ハワイ大学 Milton Diamond, Ph.D., et al., International Journal of Law and Psychiatry 22(1): 1-22. 1999)「青少年の健全育成のために」という「善意」の下に働けば「必ず良くなる」という夢を持つ事が悪いとは言いません。しかし、本気で、真面目に、青少年のためを思う人は、人の、特に知恵者の意見や助言を真摯に受け止めると思います。
ポルノを許容する国は性犯罪が増えるかもしれないという懸念や、ポルノを許容したら青少年が悪影響を受けるか、あるいは、社会が何か悪い影響を受けるかもしれないという懸念は、立証されていません。
我々のデータから、明らかに、日本では利用可能なポルノの大幅増加は性犯罪の劇的な減少と相関している。特に、若者の加害者と被害者との間の性犯罪の劇的減少が顕著。
「青少年のため」と言う人で、もし、その人の行動に、反対意見に回答しようとする真摯さが無ければ、そして、「話が通じない」「考えない」でただ、信念で決めた事を実行するだけを優先しているなら、その人はとても真摯に青少年のためを思ってはいない「自分のパフォーマンスを人に見せるネタに青少年を利用しているだけ」と思います。
(韓国では1997年の青少年保護法の制定で、漫画の表現を大幅に制限した以降に、性犯罪が(自殺率も)急増しました)
リンク:
憲法が保障する基本的人権は青少年も持つ
京都府では児童ポルノ犯が増えていない
マンガを規制すると13歳以下の少年による強姦犯罪が増す
東京都の少年非行の推移(13歳以下の刑法犯罪が急増)
アニメやインターネットが少年非行(恐喝)を減少させたかも
東京都の強姦犯罪件数
スウェーデンの表現規制
群馬県でも携帯フィルタリングを開始したら少年による強姦が増えた
神奈川県でも携帯フィルタリングを開始したら少年による強姦が増えた
ポルノの大幅増加が性犯罪の劇的な減少と相関関係がある。特に青少年の間の性犯罪において顕著。
創作表現による児童ポルノを合法化すると、子供への性的虐待が低下する(米研究)
山本弘さんのMIXI掲載の論証
長野県で13歳以下少年非行が改善されつつある
児童ポルノ犯人は増えていなさそうです
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