2012年9月6日木曜日

性犯罪者の去勢法の先例



”児童ポルノ”規制の先進国である韓国において、
児童ポルノ規制の次に行うべきこととして、
「性犯罪者の去勢処理」 の法案が国会に提出された

しかし、
「性犯罪者を去勢手術して良い」と考えて実行することは、
「強制収容所で人を害獣のように見なして殺しても良い」 
と考えて実行する事に
(つなぎ目も見えなく)シームレスにつながっているようです。
その例を以下に示します。

論文:ジェノサイドと「生-政治」 
の一部を転載させていただきました。

6.ナチ期の犯罪生物学とジェノサイド
1933年1月30日にナチ政権が成立し、「人種」イデオロギーが公定化された。
 

同年7月14日には「遺伝病子孫防止法」、11月24日には「危険な常習犯罪者に対する法」が成立し、
「遺伝病者の断種」や「危険な道徳的犯罪者の去勢」が合法的に認められ、「民族共同体異分子」排除への道が本格的に開かれた。
 そうした中で、犯罪生物学は行政の中に確実に地歩を固めていった。
1937年には帝国司法省が全国統一の犯罪生物学研究所を設置し、
 また帝国保健衛生局は、1936年以降、「L部局(遺伝医)」の下に、「小部会L1(一般・応用遺伝的人種的育成)」、「小部会L2(犯罪生物学研究所)」、「小部会L3(人種衛生学・人口生物学研究所)」、「小部会L4(遺伝学研究所)」を順次設置していった。
 特に帝国保健衛生局の「小部会L3(人種衛生学・人口生物学研究所)」の長であり、1941年末からは「帝国刑事警察内保安警察附属犯罪生物学研究所」所長に任ぜられたローベルト・リッターは、
犯罪生物学とジェノサイドの関係性を語る上で落とせない人物である。
 「反社会的・犯罪的分子」や「共同体不適応青少年」の研究に従事するとともに、
「ジプシー研究」の権威でもあった犯罪生物学者リッターは、
「雑種ジプシー」は「純粋なジプシー」よりもドイツ民族にとって危険であり、ドイツに居住する「ジプシー」を「ドイツの犯罪的・反社会的な亜プロレタリアートとの雑種」と見なし、
「ジプシー」の強制断種に対する科学的お墨付きを与えた。
 リッターは、「ジプシー」もしくは「雑種ジプシー」の総数を約3万と見つもり、
そのうち、1万9千人が「アルトライヒ(1938年以前のドイツ帝国領域)」、
1万1千人が「オストマルク(オーストリア地域)」と「ズデーテンラント」に居住しているとし、
そこから約2万5千人を「雑種ジプシー」と分類して、アウシュヴィッツに送っのである。


 こうして、19世紀後半以降の「生物学的決定論」の思想に基づいて生み出された犯罪生物学は、
ナチ体制下の公定化された人種イデオロギーと結びつくことで、「人種の理想郷」の構築とジェノサイド政策に加担する役割を担ったのであった。
 このような「ジプシー」殺害を含むナチ・ジェノサイドは、19世紀後半に芽生え、ナチ期において完成した優生社会の空間のなかで初めて可能になるものであった。
 そして、遺伝的に「優れた」者に手厚い援助を行い、遺伝的に「劣等な」者を冷たく切り捨てるこの優生社会は、フーコーのいう「生-政治」が全面的に展開された社会でもあったといえるのである。

(引用おわり)

(当ブログのコメント)
http://sightfree.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html
http://sightfree.blogspot.jp/2011/05/blog-post_05.html

http://sightfree.blogspot.jp/2011/09/blog-post_16.html
地獄への道は善意で舗装されている。
以下は日本の進む道の1つです。

児童ポルノ単純所持罪導入(善意)

性犯罪の増加

性犯罪者の強制去勢手術法の制定(善意)

児童ポルノ単純所持者の強制手術法制定(善意)

性犯罪者の無裁判による、イヌ・猫の殺処分場への送致

児童ポルノ単純所持者の殺処分所への送致

経済不況の深刻化

(実は以前から行っていた)政治反逆者の殺処分所への送致

宗教的理由で政府方針を敬わない者を殺処分所への送致


リンク:
韓国で性犯罪者「物理的去勢」法案が国会提出…「人権侵害」懸念の声も
自民党と公明党の児童ポルノ単純所持罪推進

憲法が保障する基本的人権は青少年も持つ
京都府では児童ポルノ犯が増えていない
携帯フィルタリングを開始したら13歳以下少年による強姦が急増

東京都の強姦犯罪件数
東京都の少年非行の推移(13歳以下の刑法犯罪が急増)
神奈川県でも携帯フィルタリングを開始したら少年による強姦が増えた

滋賀県大津中2いじめ自殺事件の原因
未成年による強姦は携帯インターネットに関係ない
アニメやインターネットが少年非行(恐喝)を減少させたかも
デンマークの科学研究により児童ポルノ漫画有害論が否定された
スウェーデンの表現規制
群馬県でも携帯フィルタリングを開始したら少年による強姦が増えた
表現・コミュニケーションを規制すると犯罪が増えるという法則
青少年条例を制定強化したら13歳以下の犯罪が急増した
和歌山県も携帯フィルタリングを開始したら13歳以下少年非行が急増
広島県で携帯フィルタリングを義務化したら13歳以下の非行が増加
長野県で13歳以下少年非行が改善されつつある
韓国で1700種類くらいのまんがが 有害図書に指定されアニメ業界壊滅
台湾の表現規制
児童ポルノ規制法の単純所持罪は性犯罪を増す逆効果
児童ポルノ犯人は増えていなさそうです
思春期の性の乱れの原因はインターネットでは無い
ポルノの流布と強姦犯罪件数には関係が無いことが科学的に証明されています

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