2011年7月30日土曜日

児童ポルノ規制法の単純所持罪は性犯罪を増す逆効果

(ブログ目次はここをクリック)

去勢罰
山谷えり子が教育に関与⇒性犯罪増加
イギリス

「非行少年はどのように生み出されるか」
の記事も参考にしてください。

児童ポルノ禁止法(児童ポルノ規制法)には表現規制の要素が多く、
その事が、児童ポルノ禁止法の施行によって児童への性犯罪を増し、本物の児童ポルノを増す現象を生み、
それが、更に児童ポルノ禁止法をエスカレートさせ更に本物の児童ポルノを増すという、
とても大きな問題を生んでいます。
 創作物を児童ポルノとする(それは本物の児童ポルノでは無い)規制を行なった結果がそういう現象を生んでいます。

本物の児童ポルノの増加をなんとか止めることができた全米反検閲連盟(NCAC)のミンチェバ博士、日本の児ポ法改正案に懸念表明


以下のグラフは、

怪しい児童ポルノ規制法案のサイ 
から借りてきました。



最近の12歳以下少女の強姦被害件数の推移を調べた結果、
以下のグラフを得ました。

http://sightfree.blogspot.jp/2011/09/blog-post_10.html
(上のグラフのデータのソースは、平成18年版犯罪白書の5-1-5-1表と、平成23年版の犯罪白書の5-1-6-1表

  幼少児童の性犯罪被害については、外部要因による顕著な影響は、1963年からのアニメの普及以降に大幅に減少したこと、1970年に性表現マンガを規制したら犯罪が増えたという大局的な変化以外には、大きな変化は見られない。
 あえて見るなら、1996年の児童ポルノ規制の国際会議以降のマンガの性表現規制の強化により幼少児童の性犯罪被害も少し増して、2003年頃の携帯インターネットの急増につれて性犯罪が減少したように見えます。
 また、携帯フィルタリングを開始したら幼少児童の性犯罪被害が増えたように見えます。
(警視庁の「少年非行情勢(平成24年1~12月)」のデータによると、2012年の12歳以下の少年(男児を含むデータだが2011年が男児0なので2012年も男児0だろう)の強姦の被害者数は76人になり、2011年の65人に比べ、更に17%増しました。これは、少年携帯フィルタリングを行った結果だと考えられます。)

http://sightfree.blogspot.jp/2010/10/blog-post.html
http://sightfree.blogspot.jp/2010/11/blog-post_17.html
http://sightfree.blogspot.jp/2010/10/blog-post_31.html

http://sightfree.blogspot.jp/2010/10/blog-post_31.html

http://sightfree.blogspot.jp/2010/10/blog-post_31.html
(上のグラフは、平成24年版 犯罪白書の資料3-4から作成)
(2012年のデータは、警察庁の生活安全の確保に関する統計のうち、「少年非行情勢(平成24年1~12月)」の報告による)


http://sightfree.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

http://sightfree.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

http://sightfree.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html
http://sightfree.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

上の「被害者」の2013年の「児童ポルノ画像の製造方法別内訳」は以下の円グラフです。

http://sightfree.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html
この内訳の大半をしめる自画撮り児童は「逮捕すべし」と規定されていますが、今のところ「被害者」とされるだけで、逮捕はされていません。しかし、その画像を受信した相手の児童が逮捕されることで抑圧されています。

(ハワイ大学 Milton Diamond, Ph.D., et al., International Journal of Law and Psychiatry 22(1): 1-22. 1999)
 ポルノを許容する国は性犯罪が増えるかもしれないという懸念や、ポルノを許容したら青少年が悪影響を受けるか、あるいは、社会が何か悪い影響を受けるかもしれないという懸念は、立証されていません。
 我々のデータから、明らかに、日本では利用可能なポルノの大幅増加は性犯罪の劇的な減少と相関している。特に、若者の加害者と被害者との間の性犯罪の劇的減少が顕著。

上の統計を見ると、性表現を規制すると、未成年の強姦が増すように思われます。


更に、
怪しい児童ポルノ規制法案のサイに以下の情報がありました。
>>>>開始>>>>>>>

(アメリカの要請により単純所持違法化法案が推進された)
公明党と自民党の提案する単純所持規制法案のアメリカでの運用例の歴史的教訓を見た結果、
単純所持を法で禁止する単純所持規制法案は、
「痴漢冤罪」のような冤罪が多発しているので、
単純所持規制は欠陥法案であるので、成立させてはいけないと考えました。
同盟国のブッシュ政権のアメリカの意向とのことですが、
そのブッシュ政権のアメリカで法の欠陥があらわれているのですから、
ハイハイと何でもブッシュ政権のアメリカに同意するのは考えものと思います。
ブッシュ政権のアメリカは、
「主要8か国(G8)で児童ポルノ所有を非合法化していないのは、日本とロシアだけだ」
と言いますが、以下の国連調査を見ると、日本もロシアも性犯罪の発生率が低いではないですか。

犯罪率統計-国連調査(2000年)
G8の1999年ないし2000年の強姦(件/10万人)
カナダ   78.08件  単純所持禁止 二次元禁止
アメリカ  32.05件  単純所持禁止 二次元禁止(ただし違憲で無効)
イギリス  16.23件  単純所持禁止
フランス  14.36件  単純所持禁止
ドイツ    9.12件  単純所持禁止
ロシア    4.78件  
日本     1.78件
オーストラリア等の世界各国の強姦率比較表
スウェーデンでの強姦増加の経緯

また、以下のグラフのように、ロシアの性犯罪は、日本と同様に減っていたではないですか。
児童ポルノの単純所持を禁止しない方が性犯罪が少なくなるのではないですか?
ロシアの性犯罪の低下が2000年ころにストップした原因は、
児童ポルノ規制を始めたからではないでしょうね。

上のグラフはヨーロッパの犯罪統計のデータとWikipediaのデータとをグラフ化しました。
ノルウェーのグラフはノルウェーの犯罪統計をグラフ化しました。
ノルウェーの強姦数が2000年から急増しはじめた原因は、
児童ポルノ規制を始めたからではないでしょうね。
上記の、イギリスの強姦件数のグラフは、イギリスの犯罪統計データのTable 2.04 のデータをグラフ化しました。

イギリスの強姦件数(1898年~1997年)
(この統計データは、A summary of recorded crime data from 1898 to 2001/02)のデータからRape数をグラフ化しました。)

このグラフのデータは、アメリカのFBIの統計データによります。
 
上のグラフは、OECDの調査結果をグラフにしました。

スウェーデンの強姦件数
http://sightfree.blogspot.jp/2010/11/blog-post.html
2012年になり、スウェーデンの警察当局は:
マンガ等の表現では無く「本物の児童ポルノを取り締まりたい」
と言い、
最高裁判所がこの方針を是認したら、強姦件数が減少しました。

それ以外の国では、
2008年:インドネシア
2009年:フィリピン
2010年:韓国
が児童ポルノの単純所持を禁止した。
韓国では、児童ポルノの単純所持に関しては、主に児童ポルノ規制に関連する、「児童・青少年の性保護に関する法律」の第8条第5号において単純所持で2,000万ウォン以下の罰金に処するという規定がある。

http://sightfree.blogspot.jp/2010/11/1700.html
韓国で単純所持を禁止した2010年に性犯罪が急増したように見える)

また、 日本の京都府でも、児童ポルノ単純所持罪を導入したら強姦犯罪が増加しました。
http://sightfree.blogspot.jp/2011/09/blog-post_16.html
 京都府の児童ポルノ単純所持の規定では、「衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの」を除外するなど、表現規制の要素を極力除外する注意をしている。それにもかかわらず、犯罪が増えている。性犯罪の増加の原因は、表現の提供者側や流通者の過剰な自主規制が引き起こされた結果かもしれない。

奈良県も、児童ポルノ単純所持罪を導入した後に13歳以下の犯罪が増えた
http://sightfree.blogspot.jp/2011/05/blog-post_05.html
(奈良県では2013年7月の青少年健全育成条例で青少年の携帯フィルタリングを義務化しました
 すると、奈良県の強制わいせつ犯罪認知件数は、2013年は2012年に比べて、52件/30件に達し、73%増加しました。2014年の1月から5月も、2013年に比べ、21件/12件に1.8倍に増えています。
奈良県で、13以下少年の、強制わいせつ犯を含む風俗犯は、2013年は2012年に比べ、9人/1人で、9倍に増加しています。)



 性犯罪率がG8で一番高いカナダよりも更に性犯罪率が高いオーストラリア人の毎日新聞記者が書いた
日本女性を誹謗する記事
に従って日本の児童ポルノ規制が推進されているようです。
(子供を性犯罪から守るために、こういういかがわしい人たちによって日本の政策を決めて欲しくないですね)

>>>>ここまで>>>>>>

 このように、児童ポルノ単純所持罪を定めると性犯罪が増す理由は、
第1に、児童ポルノ罪の法益が、犯人を訴える力が弱い児童に対する性虐待犯罪を、被害者が児童ゆえ犯人が罰を免れる事が無いようにする(児童という弱者を救済する)という事を理解していなかったこと。 
第2に、児童ポルノ単純所持罪を導入するにあたって、児童ポルノ罪の法益に則して法律を作らず、表現を規制する歪んだ法律を作り。
第3に、(貧困や環境に負けて良い子になれなかった)児童本人を逮捕する、弱い者を抑圧する道具に堕させた。
故だろうと考えます。

【児童ポルノ禁止法】そしてみんな捕まった【単純所持処罰対象反対】

つくろう逆転裁判!~児童ポルノ規制法違反裁判~



リンク:
デンマークの科学的研究で、架空児童ポルノの所持は児童性的虐待の実行に繋がらないことが判明
デンマークの科学研究により児童ポルノ漫画有害論が否定された
憲法が保障する基本的人権は青少年も持つ
自民党と公明党の児童ポルノ単純所持罪推進

ポルノの流布と強姦犯罪件数には関係が無いことが科学的に証明されています
創作物の影響性なんて無かった
ポルノは性犯罪の抑止に効果あり?!
創作表現による児童ポルノを合法化すると、子供への性的虐待が低下する(米研究)
米大学が、暴力的ゲームの増加と犯罪率の低下に関連性ありと発表
山本弘さんのMIXI掲載の論証
児童ポルノ犯人は増えていなさそうです

児童ポルノ単純所持罪の検討よりもWinny等における児童ポルノ流通の取り締まりの検討が先のハズなのに、、
(P2P型ファイル共有ネットワークWinnyでは、2009年7月1日の24時間で約2万8000個の児童ポルノファイルが共有状態にあった)

(青少年条例制定は効果が無い)
長野県で13歳以下少年非行が改善されつつある
思春期の性の乱れの原因はインターネットでは無い
アニメやインターネットが少年非行(恐喝)を減少させたかも
未成年による強姦は携帯インターネットに関係ない
表現・コミュニケーションを規制すると犯罪が増えるという法則

携帯フィルタリングを開始したら13歳以下少年による強姦が急増
インターネットで出会い系サイト+非出会い系サイトによる被害が増えているマスコミ報道も嘘でした

東京都の少年非行の推移(13歳以下の刑法犯罪が急増)
東京都で携帯電話フィルタリングを開始したら少年による強姦犯が3倍増
京都府では児童ポルノ犯が増えていない
奈良県も、児童ポルノ単純所持罪を導入した後に13歳以下の犯罪が増えた
大阪府も携帯フィルタリングを開始したら性犯罪が増えた
神奈川県でも携帯フィルタリングを開始したら少年による強姦が増えた

http://sightfree.blogspot.jp/2011/01/blog-post_10.html
(神奈川県で児童買春の犯罪認知を警察が恣意的に行なっている疑いがある)

群馬県でも携帯フィルタリングを開始したら少年による強姦が増えた
和歌山県も携帯フィルタリングを開始したら13歳以下少年非行が急増
広島県で携帯フィルタリングを義務化したら13歳以下の非行が増加
台湾の表現規制
韓国が青少年条例を制定したら未成年による強姦が急増

(韓国では1997年の青少年保護法の制定以降、性犯罪が(自殺率も)急増しました)
韓国の青少年条例はグローバル資本が韓国を支配する為
スウェーデンの表現規制

(児童ポルノ単純所持罪の害)
児童ポルノ規制法案の経緯
児童ポルノ規制法案関係リンク集
日本のネオ軍国主義(安部自民党)
子どもの性犯罪被害は増える一方!というのは嘘でした。そのからくり、教えちゃいます。
低年齢児童に対する性犯罪と児童ポルノ犯罪被害者数の不思議な増減
児童ポルノ単純所持罪がえん罪を生むしくみと背景
児童ポルノの単純所持罪は治安維持法に類似


(別ページの重要ニュース速報) 
国際機関をも黙らせる圧力
 最後に、アグリビジネスが世界の学界やマスメディアに及ぼす力に触れておこう。

彼らは自分たちへの批判に異常なまでの敵意を見せる。

遺伝子組み換え作物の安全性については、反対論や慎重論を政治的圧力で押さえ込む上に、

豊富な軍資金で言論も左右する。


  二〇〇一年、英国の科学雑誌「ネイチャー」に、遺伝子組み換え作物がメキシコの在来種にいかに悪影響を及ぼしているかを調べた論文が掲載された。

その直 後、研究者向けに、「論文はでたらめ」という数千の中傷メールが送られた。

メールの猛攻撃で「ネイチャー」はパニックに陥り、翌年の号で論文を取り消して しまった。

その後、メールはモンサント社が雇ったPR会社の作成だったことが判明した。

事件を暴いたジャーナリスト、ジョナサン・マシューズ氏は「連中に はひとかけらの倫理もない」と憤った。


 上の写真は、「モンサント社トウモロコシと発がん性に関連、マウス実験、フランス政府が調査依頼」の記事から借用。

3 件のコメント:

  1. そのグラフをさっさと政府のバカどもに見せてやるべき
    それでも認めないようならこの法律は多分、独裁政治を行いたい連中の陰謀としか考えられない

    返信削除
  2. UNODCのStatistics on crime、sexial violenceのファイルで確認しました。データが2003年からだったんで上記の全部は確認できませんけど。ロシアの減少傾向、イタリアの急増具合(&その後の報告なし?)など。アメリカのデータがrape件数のみでsexial violenceと児童虐待が報告なしなのは何か姑息・・・

    ブログ中のOECDの2000からのデータのリンク、今まで見落としてたようなので、今から見てきます

    返信削除
  3. ヨーロッパの犯罪統計のデータのリンク先を
    http://www3.unil.ch/wpmu/europeansourcebook/data-base/
    へ更新しました。
    このページの先にあるデータで、
    1990年からデータがそろっていました。

    返信削除